震災から6年経って思うこと
もう、6年。
まだ、6年。
ここで今日、被災者の一人として何を書こうか悩みました。
被災された方への哀れみの言葉でもなく、
自分自身の苦労話でもありません。
失ったもの、人、仕事、お金、ふるさと、たくさんあります。
「つらかった話」ならいくらでも書けます。
あの時、一人ひとりが壮絶な「ドラマ」を持っていますよね。
苦しかったし、悲しかった。
でも私自身は、別に同情してほしくないし、そんな目で見られたくもないです。
「普通に」生活したいと思っています。
6年経ち一番に感じていること、それは、
今現在「普通に」暮らせていることのありがたさです。
電気が使えて。水が出て。温かいご飯が食べられる。
他愛ないことで笑いあえる。
憔悴しきっていた私たちがあのとき取り戻したかったのは
第一に「笑顔」でした。
どうしたら家族の「笑顔」が取り戻せるかと、そのことだけを優先してきました。
おかげさまで今はこのとおり、新潟での生活も慣れ、
新しい家族も増え、新しい友達もでき、
「普通に」生活できています。
ありがとう。
みんなみんな、ありがとうございます。
震災後に亡くなった私の母はよく言っていました。
「思い出はこれからたくさん作っていけばいいのだから。」
今ある環境に感謝しています。
出会った人たちにも感謝しています。
ありがとうございます。
前を向いてしっかり生きていきたいと思っています。
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